続、怪我が教えてくれること。

こんにちは、リアクト鈴木です。

2日連続のブログ更新、明日は福岡にも雪が降るかもしれません。
(書き初めは昨日でした笑)

昨日のブログではオンコートとオフコート、オープンスキルとクローズドスキルの違いで下半身の使い方が違う、簡潔にバスケットでは肉離れしたふくらはぎが痛いけど、ウエイトトレーニング中は全然痛くなかったと言う話でした。

実は他に1つ気づいたことがあるので続編としてお伝えします。

地面を踏む際の足首の角度。

股関節の力を伝えるために地面を踏む。その時に足関節はどうなっているのが理想的なのか。
これは僕自身結構気にしていることですが、伝える人によっていくつか解答が分かれると思います。

①接地面を大きくするため地面に足の裏がぴったり付いている。(足関節は90°以上)

②直角に保つ。(足関節は90°)

③前足部で踏み出すためにやや底屈する。(足関節は90°以下)

僕はスタートは①、その後は②という感じでお伝えしています。

自分自身でもその動きを意識して行なっていましたが、、実はここに落とし穴があったと気づきました!

 

足趾への意識が強すぎる。

足関節を90°より鋭角にならないように意識し過ぎたため、足趾もそのまま曲げないように使う使い方がいつの間にか染み付いていることに気づきました。

その意識、足の指を動かさないように止めようとする動きが結果的に足趾で地面を引っ掻く動作になってしまっていたのです。

足趾で蹴るような動きになるとふくらはぎへの負担が一気に上がるだけでなく、力点が股関節から足関節へ移ってしまい本来発揮されるパワーがうまく出せなくなってしまいます。

実は以前からランニングが終わった後に最も疲労感が溜まっているのがふくらはぎでした。「蹴らないようにフォーム改善を進めているけどまだ未完成だからかな」と思っていましたが、どうやらこれもここに問題があったようです。

足の指を自由にしてみる。

昨日この考えを実証すべく5kmほど走ってみました。

今まではつま先に体重が乗った瞬間(Toe off時)に負けじと足趾で押そうと力を入れていたのですが、これをやめ出来る限り脱力して走ってみました。

するといつもは早いタイミングで張ってくるふくらはぎに特に疲労を感じることなく走りきることができました。
しかも肉離れの影響もまだ残っていたのにその痛みもあまり感じることなく走りきれたのです。

話は飛びますが、ペイサーズのオラディボ選手がアップ前に指立て伏せを(腕立てでなく指立てです)をさらっとこなしていました。

真似してトライしてみましたが、2回が限界笑
指立てだと腕立てと比べ更に前腕や指の筋肉も使えなくてはいけません。

ただこれを真似してみて、自分の足の指の使い方はこの指立て伏せと同じだったなと感じました。
足の指の力があることは決して悪いことではないですが、ガッチガチに力が入ったままでは全体を協調して使うことは出来ません。

自分の当たり前を疑うことの大切さ。

今回の怪我がなかったらきっとここに気づくのにまだ何年も経っていたと思います。
もしかしたら気づかないまま終えていたかもしれませんw

走り方、歩き方、自分の体の使い方、細部への意識の有無、自分にとって当たり前に使っている体ですが、痛みや怪我はその当たり前が実はうまく体を使えていない、使いこなしていないことを改めて教えてくれます。

無理をすると怪我をする。

じゃあその無理って一体どうゆうこと?
今回はまたその1つを身を以て教わりました。

無理なく自然に体を使いこなせるようになりたいですね。

 

 

投稿者プロフィール

鈴木 豊人
鈴木 豊人REACT リアクト 代表
理学療法士/ピラティスインストラクター/シューフィッター
総合病院〜整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務後、独立。
2017年10月より福岡市東区にパーソナルコンディショニング/トレーニング/ピラティスのジムをオープン。
身体の動きの質の改善をコンセプトに体の痛み、不調からボディメイクまでお客様のニーズにあったコンディショニングを提供している。
家では3姉妹の父親として奮闘中。

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