筋膜マニュピレーションワークショップに参加してきました。

先日の西日本豪雨、被害のあった地方、方々へ1日も早い復興をお祈りしております。
僕はというと先週金曜夜から東京へ。
来月8月に行われる筋膜マニュピレーションレベル2受講前のワークショップに参加してきました。

筋膜マニュピレーションとは。

この筋膜マニュピレーション、巷でよく耳にする筋膜リリースとどう違うか簡単にご説明します。
全身を覆うように存在する筋膜が(ウェットスーツみたいなイメージです)昔の怪我の影響や体の使い方のアンバランスによってギュッと一部寄った状態になります。これを高密度化といい、一度高密度化を起こした筋膜はちょっと伸ばしただけでは治りません。高密度化は特にギプスで固定していたなど動かさない期間が長かったほど起こりやすいと言われています。
この高密度化した筋膜のポイントをマニュピレーション=操作する、という訳です。
痛みのポイントと高密度したポイントが必ずしも一致するわけではない、というのがとても面白いところでここが所謂筋膜リリースと大きく異なるポイントだと思います。
例えば今腰痛で悩んでいて背中を後ろに反ったら痛いというケースでも、筋膜の高密度化のポイントは昔痛めた肩にあったりします。拳や肘でそのポイントをグリグリ(ジョリジョリ?)すると、あら、腰の痛みが軽くなった!という訳です。
 筋膜のポイントの一部。顔にもいくつもあります。

体験することがやっぱり大事。

レベル1で学んだ筋膜ポイントを改めて確認してみると結構認識がズレているところがありました。ペアでポイントを確認しつつ、自分も触ってもらうことで筋膜の高密度化のポイントがより明確に。
今まではどちらかというと痛みを追っていましたが、筋膜の引っかかり感(スムーズに動かないため起こります)が大切だなと。
触る際の圧や抵抗を加える方向など上手く調整することでその引っかかり感を無理な力を使わずに感じることができる、ということをアシスタントの先生に触ってもらうことで新たに学ぶことが出来ました。
 
 実際にポイントを描いてチェックしていきました。

即時的な効果も。

初日にペアの方の足首の筋膜を調整したところ翌日なんと靴擦れが!
元々動きの悪かった足首を緊張させ固定するように使っていたのが、筋膜調整後に急に足首が動くようになって靴の中に遊びが出来たのが原因ではないかとのことでした。
 
靴擦れしたところに絆創膏が(^^;
聞くと学生時代に右の足首を繰り返し捻挫されていたそうで、そのうちに不安定な足首を緊張させて使うクセがついてしまったようでした。
急に動くようになるとこんな弊害?もあるわけですねー。
足首の筋膜調整後の変化を見越して、今後は靴のフィッティングとセットで行わなければ。
と、こんな感じであっという間の二日間でした。
バタバタとワークショップのみの滞在でしたが、夜は隅田川沿いをランニング。
風が気持ち良かったです。
来月21日から6日間はいよいよレベル2!
(8月21日〜25日までお休みとなります。ご迷惑をおかけしますが宜しくお願い致します。)
それまでにしっかり復習&練習しておきたいと思います!

投稿者プロフィール

鈴木 豊人
鈴木 豊人REACT リアクト 代表
理学療法士/ピラティスインストラクター/シューフィッター
総合病院〜整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務後、独立。
2017年10月より福岡市東区にパーソナルコンディショニング/トレーニング/ピラティスのジムをオープン。
身体の動きの質の改善をコンセプトに体の痛み、不調からボディメイクまでお客様のニーズにあったコンディショニングを提供している。
家では3姉妹の父親として奮闘中。

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