こんにちは、リアクト鈴木です。
この土日、arancia代表でReebok one アンバサダーの菅原順二先生のセミナーに参加していきました。
セミナーへの参加がちょっと続いていますが、まあ続くときは続くもんです。
と言うわけでブログも更新です。
土曜日は大人の部活ということで順二先生の90分のピラティスをベースとしたセッション。
日曜日は股関節と体幹の評価とアプローチということで座学1h、残りは一日動いてきました。
動いてなんぼです。
僕が知っている指導者の方々の中でも順二先生はダントツで動ける方。自分自身が動ける、ということはそれだけ動き方や動きのコツ、バリエーション、なんで動けないのか、ということが見えるということでもあります。
そして一貫したラグビーへの愛情。こっちがわかっていようがいまいが、だいたい何でもラグビーに例えるところも好きです。
「すぐに立てないとジャッカル出来ないから!」
と、参加者の中でどれだけの人が分かるのか笑
そんな動きのスペシャリストに2年ぶりに教わってきましたので、自身の気づきや考えも織り交ぜながら書いていきたいと思います。
股関節って?
僕もこのブログで度々股関節が大事だと書いていますが、股関節って何?という質問から。
安定性も大事だし、可動性もある関節。パワー発揮も強い関節。
特に個人的に刺さった言葉が股関節は2個1であるということ。
何となく動きの悪い方、痛い方と片方ずつ見てしまいがちですが、仙骨を挟んで寛骨が2つで対になっており、仙骨を中心に左右が連動して動きます。
右の股関節が外側に向きやすい場合は左の股関節は内側に向きやすかったり、右にお姉さん座りしやすい人は左にはしにくかったり、という具合です。
(左右とも開きやすいけど、閉じにくいということももちろんあります。)
このように2個1で動くので主観的に右の股関節に痛みがある場合でも左に問題がある、ということもままあります。
PRIペルビスでも詳しく教わったのですが、改めて言われて見ると確かに!
スポーツの場面でも右へのカットインは出来るけど、左へは苦手、なんて方は股関節に問題があるかもしれません。
股関節を使えるようにアクティベートする。
股関節自体は球関節といってボールがカップにはまったような形状をしています。
そのボールがカップの中心に綺麗にはまるほど力の伝達効率や安定性は高まります。
綺麗にはめるためにはどうするか。
ボールがカップの中を適切に転がる、スライドする、くるくる回る、そんな動きがしっかり出ることがポイントですがこれがうまく出来ない方が結構いらっしゃいます。(かく言う僕も左右で得手不得手があります)
シンプルながらも結構キツい動き(これはその部分での転がりや滑りが起きにくい分、その部位を使う筋肉を使えていないせいでもあります)を繰り返すことで徐々に股関節の動きがスムーズに。
キーポイントはやはり股関節の内旋、外旋、そしてエンドレンジでの動きのトレーニングですね。
足関節との関係性の重要さ。
今回のセミナーで個人的に一番響いたのはこれです。
股関節を使えるようにするために、足関節との関係を忘れてはいけない、と言うこと。
股関節の適切な出力、安定性発揮にも接地している地面との関係が悪ければどうにもなりませんよね。
足関節や足趾(足の指)が自由に使えないこと、どこかに動きの制限があること、扁平足だけでなく凹足(ハイアーチ)で足部の回内外がうまく起こらないことなどあると、人間が3Dに動きを出していく中で必ずどこかで接地面が合わないといった不具合が生じてしまいます。
結果うまく力が出せなかったり、他のところでその捻りを生み出そうと膝が痛くなったり、股関節が痛くなったりするかもしれません。
セミナーではあたらめて自分の足の硬さを痛感させられました笑 と言っても正座は出来るし爪先の伸ばせるくらいです。ただ、そこから先の動きが出せない!
でもこの辺が自分の動きを向上させる糸口になるかと思うと、伸び代でしかありませんね!笑
そして手関節への気づき。
足関節と足趾の動きの悪さから、自分の手関節の動きの悪さにもあたらめて気づきました。
股関節同様にどの関節にも関節がぴったりはまる良いポジションというのがあります。
専門用語で関節中心とかセントレーションと表す状態です。
そこにない場合の多くが捻りのポジションにあります。
捻りのポジションにあると上で書いたことと同様、痛みや不安定感にも繋がります。
僕の右手首は特にそうだと改めて気づきました。
四つ這いで安定しにくいのもこのためですね^^;
体の末梢部に問題がある場合は大体中心部にも問題がありますが、僕の場合は過去右肩に怪我をしていて右の肩甲骨がそもそもうまく使えていません。
Whole Body Movement
人間の体は全て繋がっていますので、結局パーツごとバラバラに見ても本質的な問題に届かないケースが少なくありません。細部をみて全体を、全体をみて細部を、と言う相互の視点を繰り返していくことが大切です。
体幹の安定性を高めるために股関節の動きを、股関節の動きを出すために足関節の動きを、そして逆に足関節で適切な出力を得るために体幹の安定性をとみていく必要がありますね!
少し表題からは少し逸れてしまいましたが、、
徹底的に股関節を鍛えたい、イジメたい、といった方は是非当店までご連絡下さい。
菅原順二さん仕込みのフルコースでおもてなし致します笑
投稿者プロフィール
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理学療法士/ピラティスインストラクター/シューフィッター
総合病院〜整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務後、独立。
2017年10月より福岡市東区にパーソナルコンディショニング/トレーニング/ピラティスのジムをオープン。
身体の動きの質の改善をコンセプトに体の痛み、不調からボディメイクまでお客様のニーズにあったコンディショニングを提供している。
家では3姉妹の父親として奮闘中。
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