こんにちは、リアクト鈴木です。
先日初めてお釣りが返ってこない駐車場があるという事を知りました。
100円の利用料金に対して500円を投入、戻ってこない事が分かるまで2〜3分立ち尽くしていました。笑
良い社会勉強になりましたね。
昨日はお休みを頂いて世界のTKこと近藤拓人先生の「呼吸」のセミナーに参加してきました。
昨今注目されている呼吸への理解とアプローチ。
特に口呼吸が及ぼす害や鼻呼吸の重要性について以前こちらのブログでもお伝えしましたが、骨連鎖的にも①口が開く、②舌が落ちる、③口蓋が発達しない(歯列が尖って顔が伸びる)、④気道が狭くなる、⑤気道を確保するために頭を前に(フォアードヘッド)、⑥姿勢が悪くなる、脳への血流量低下、血圧上昇などなど、負の連鎖が次々と!
口呼吸の自覚がある人は出来る限り今すぐ鼻呼吸にする必要がありますね!
大変なのがやっぱり無自覚で口呼吸している人ですね。
疲れやすい、夜眠っても眠い、疲労が抜けない、のどが渇きやすい、ような方は要注意です。
自分が息を吸いすぎているかどうかのセルフチェック。
息を吸いすぎているかどうか、簡単なセルフチェックの方法としてCP(Control Pause)というのがあります。(以前のブログではBOLTスコアとして紹介しています)
CPは楽に息を止めていられる時間です。
軽く息を吸って吐いて息を止める、その後次に息を吸いたいと思うまでの時間を計測します。朝起床してすぐ測るのが理想です。(活動的な時や緊張している時はCPは短くなり正確に測れません)
簡単に、CPが10秒未満だと喘息で重度症状、20秒未満だと息切れや風邪、疲労が溜まっている状態、20秒以上40秒未満で特に問題なく運動しても大丈夫、40秒以上は超良いよ!という感じです。
まず目指すべきは20秒以上ですね。
CPが短いということはそれだけ息を吸いたいと普段から思っている、体が過度に欲している状態ですので相対的に呼吸量が多いということになります。
呼吸量が多いって悪いこと?と思う方もいるかもしれませんが、過ぎたるは及ばざるが如く、行き過ぎはやはり呼吸でも良くありません。
酸素を体内に取り込むためには二酸化炭素が必要。
沢山息を吸うとそれだけ酸素を取り込むことができる!という気になりますが、体内で細胞に酸素を受け渡すためには二酸化炭素が必要です。
細胞での酸素の受け渡しを内呼吸と言います。(これに対して肺での酸素の取り込みを外呼吸)
酸素はほとんど水に溶けないので赤血球中のヘモグロビンにくっ付いて移動します。末梢の細胞での受け渡しは酸素飽和度に依存します。周りの環境に酸素が少なくなってきたな、つまり二酸化炭素が多くなってきたなーってところでヘモグロビンから酸素が勝手に離れていきます。
ですので息を吸いすぎて体の中の二酸化炭素量が少ない状態だと、内呼吸で酸素の受け渡しが出来ないということになり、息を吸っているけど細胞は息していないような矛盾が生じてしまいます。
食事でも適度なカロリー摂取は大切ですが、食べ過ぎは良くない。
呼吸も一緒ですね。
声かけは最小限、伝え方はシンプルに。
呼吸に関して、呼吸の回数や呼吸の量などに対して呼吸の総量を減らしていくため、こちらからお客様へお伝えしていく必要があります。
しかし、呼吸のやり方そのものにあれこれ言わない方がベターです。
良い呼吸が出来ていれば自然と良いやり方、良い動きへとリセットされていくから。
そこを「お腹が膨らむように」「肩で息をしないように」など口頭で伝えてしまうと、その動きが出るよう(または出ないよう)なスキルを習得してしまいます。
呼吸や咀嚼など本来人間が生まれながらに備わっている機能について、環境や刺激をしっかりと整えてあげさえすれば勝手に体は反応してきます。
そこに導くためには敢えてあれこれ言わない、伝えない。
言うほど、伝えるほど自然な動きを阻害してしまう可能性があることを自覚しなければいけません。
学ぶほどシンプルに。
今回のセミナーを通して、学びを深めるほど今まで1つしか見えなかったことが多角的な意味合いで見ることができ、多角的にみるほど伝えることはよりシンプルになっていくなと感じました。
どんな意味、理由があるか知っていることはとても大切ですが、それを先に言ってしまう、伝えてしまうと他の意味合いを打ち消してしまったり、マスクで覆ってしまったり。
すると結果が変わってしまい本来見たかったものが見れない、導きたかったところへ行けないと言うことになりかねません。
学ぶほどシンプルに。
呼吸も最小限に。
ブログの文字数も最低限に。笑
継続していきます!
投稿者プロフィール
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理学療法士/ピラティスインストラクター/シューフィッター
総合病院〜整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務後、独立。
2017年10月より福岡市東区にパーソナルコンディショニング/トレーニング/ピラティスのジムをオープン。
身体の動きの質の改善をコンセプトに体の痛み、不調からボディメイクまでお客様のニーズにあったコンディショニングを提供している。
家では3姉妹の父親として奮闘中。
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