負担の少ないランニングシューズとは。靴底の話。

こんにちは、リアクトです。
福岡市内は梅雨のような天気が続いたかと思えばまた夏のような蒸し蒸しした暑さに逆戻りですね。
体調管理が難しい気候が続きますがお気をつけて!

さて、負担のかかりにくいランニングシューズということで、今回は靴底=アウトソールの厚みについてお伝えします。

厚みはざっくり3つに分類。

ぶ厚い順に厚底>ミドル底>薄底の3つに分類します。

今までは
厚底=初心者
ミドル=中級者(フル4時間前後)
薄底=上級者(フル3時間切り)
というような感じで分かれていましたし、今でもその分類は支持されています。

その理由として、ある程度走りこまないと走るフォームや足の裏の筋肉が発達せず薄底では疲れやすい、怪我をしやすいというのがあります。

特に現代生活では裸足で過ごす機会も歩く機会も少なくなり、いきなり薄底のシューズで走り出すのはオススメできませんね。

そこで初心者は厚底から、というのが定説でした。
厚底である分クッション性が高く着地時の衝撃が吸収されやすい、というのがそのロジックです。
しかしここ数年出てきたhoka oneone やnike zoom fly の影響で厚底=初心者というわけではなくなりました。

厚さは速さだ。

これはNIKEのキャッチフレーズですが、今や厚底が単なるクッション性が高いだけの初心者用とは言えない時代。

もちろんクッション性を高めていますが、それにプラスα機能を追加しているものがあります。
(追加していない昔ながらのもあります)

機能が追加されているシューズはドロップ高と言って踵からつま先にかけての角度が強めにつけているものが多く、坂道を下るような感覚でシューズ自体が走らせてくれます。

オススメはミドル底。

そんなハイスペックな厚底、いきなり扱えるのか、、

ただ、厚底を推しているメーカーは履く人のレベルを問わず初心者〜上級者すべてのランナーに対応しているとうたっています。

それはその通りだとも思いますが、一方でハイスペックなシューズを履いてその良さ、使い勝手が分からないというのも違うかなと。

自転車で例えたら、初心者がフルサスをいきなり乗ってもフワフワして乗りにくいとか乗り感がわかりにくいのと一緒です。

ある程度リジットなバイクに乗る事でフルサスの良さに気づけるとでもいいましょうか。

自分の基準をまずは見つける事が重要ですね。

というわけで足に負担が少なく走るために個人的にはミドル底をオススメします。

ミドル底であれば上で書いたドロップ高も高すぎる事はないし、クッション性もまあまああるので疲れにくい。

ミドル底のシューズを基準に置いて、厚底〜薄底と色々なものを履き比べると自分の走り方の特徴やウィークポイントも見えてきます。

と、ミドル底をオススメしておいて何ですが、最近厚底のシューズを買い直しました笑
hoka one one の話題のモデル carbon X

もうちょっと走ってみた後、こちらのレビューも書こうと思います!

投稿者プロフィール

鈴木 豊人
鈴木 豊人REACT リアクト 代表
理学療法士/ピラティスインストラクター/シューフィッター
総合病院〜整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務後、独立。
2017年10月より福岡市東区にパーソナルコンディショニング/トレーニング/ピラティスのジムをオープン。
身体の動きの質の改善をコンセプトに体の痛み、不調からボディメイクまでお客様のニーズにあったコンディショニングを提供している。
家では3姉妹の父親として奮闘中。

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