バックカントリーから歩き方を学ぶ。

「40歳大人男子」という雑誌の見出しに違和感を感じます。
それはもう男子じゃなくて「おっさん」だろう!

あ、37歳おっさんの鈴木です。笑

火曜までお休みを頂き青森県は八甲田山まで。
日本列島を覆う大寒波のお陰で青森市内も雪続き。
山頂はなんとマイナス14℃でした。

(風速も何気にやばいですね)

そんな八甲田山でスノーボードのバックカントリーツアーに参加してきました。
八甲田山というと映画の影響もあり、今だ八甲田雪中行軍遭難事件のイメージが一般の方には根強いですが、厳しい自然が作り出す景観がとても綺麗な山です。中でもスノーモンスターと呼ばれる樹氷は圧巻です。

(巨大に育ったスノーモンスター)

バックカントリーというのは、簡単に説明するとゲレンデ外へ自力で行き人が滑っていないノートラックの斜面を滑るのが醍醐味ですが、スノーシューを履き雪深い自然の山の中に足を踏み入れること自体が楽しみでもあります。

今回はそのツアーの様子や、スノーシューやストックを使った移動時に改めて気づいた普段の歩き方で意識したいポイントをお伝えします。

スノーシューでの歩き方。

(銅像ルート。スノーシューを履いていざハイクアップ)

雪山を登っていく時、ブーツのままでは埋まってしまい(この時は腰付近まで埋まりましたw)うまく歩けません。その際役立つのがスノーシューです。日本で言うカンジキですが、これで足裏の接地面積を広げ一点に圧がかかるのを防ぐことでズボッと埋まらなくなります。

スノーシューを履いていざ山を登ります。
が、、この時膝、もしくは太ももに力を入れて登っていくとすぐに太ももの筋肉”大腿四頭筋”が疲れてしまいます。

「登りだから膝じゃないか!」

と考えがちですが、ここで意識して欲しいのは”坐骨”です。

坐骨を意識して股関節をしっかり伸展させることが大切です。

登りの動作として膝を中心に行うか、股関節を中心に行うかで見た目の動き以上に疲労感は全く違います。
股関節のように大きい関節を意識的に使い”坐骨から地面をプッシュする”ことが効率の良い動きになります。

(ボードの裏面にサメの絵が描いてありますが、いい感じに食べられている構図になりました笑)

スケーティングでの漕ぎ方。

(ガイドクラブの隊長。皆がスケーティングしやすいように道を作ってくれています。)

スケーティングとは、やや専門的ですがボードをつけたままストックを使って雪道を漕いでいく動作です。写真のように平坦な雪面を移動するときに用います。

このスケーティング、ストックを雪に刺して手の力だけで体を前に推し進めようとすると必ず手首を痛めます。

では肘からはどうか。
これだと肩への負担大です。
翌日「腕、肩がパンパン!」となる場合はまだまだ腕だけの力に頼っていると言えます。

意識して欲しいのは”体幹”です。

ストックを地面に固定しますが、うまく体を推進させるためには腕に力を入れる瞬間に体幹にもグッと力を入れる必要があります。そしてその体幹の力を肩甲骨、そして坐骨へと伝えていきます。

ここでは上述した”坐骨からプッシュする意識”に加え”肩甲骨からプッシュする意識”が重要になります。

こうすることで体幹の力をうまく肩伸展、股関節伸展に繋げることができます。

普段の歩き方のポイント。

と、このように普段使わない道具や移動方法をとる中で改めて気づいたことですが、日常での歩き方でもやはり”坐骨からプッシュする”という意識付けはとても大切です。

歩き方について色々と書いてある記事や本も散見されます。
その多くに

・踵からつく
・膝を高く上げる
・腕を振る

といった内容が記載されていますが、四肢(腕や下肢)の動きは動きの中心である体幹の振る舞いの結果でしかなく、そのこと自体に意識を向けてもうまく機能しないことがほとんどです。

ちょっと小難しい言い回しになってしまいましたが笑、腕や下肢(膝や足首)は体幹の力を伝える効果器とも言え変えられます。
地面と接地する足の踵を意識するのではなく、体幹の力を伝える坐骨を意識することで地面をグッと踏み込むことができ、結果接地していない方の膝が高く上がるようになります。

この坐骨からプッシュする意識付けはもちろんランニングの際も活きてきます。
ちょっとした意識付けの違いですが是非お試し下さい!

まとめ

バックカントリーというやや特殊な状況から普段の歩き方を再考してみました。

身体の動き、力の伝達の仕方をうまく使いこなして怪我しにくく、疲れにくい身体作りを目指したいですね!

(今回一番期待して持って行ったドローン…寒すぎて飛ばず!写真の2秒後に墜落しました笑)

福岡市東区でお体の悩み、痛み、トレーニングについてのご質問・ご依頼はリアクトまでお問い合わせ下さい。

最後に、地元の方と囲んで食べた郷土料理の”ジョッパ汁”。
福岡でいうところのあら炊きに近い感じですがこちら味噌ベースで魚も新鮮!

美味しい料理と青森の方々の温かいお人柄に触れることができた旅にもなりました(^^)

投稿者プロフィール

鈴木 豊人
鈴木 豊人REACT リアクト 代表
理学療法士/ピラティスインストラクター/シューフィッター
総合病院〜整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務後、独立。
2017年10月より福岡市東区にパーソナルコンディショニング/トレーニング/ピラティスのジムをオープン。
身体の動きの質の改善をコンセプトに体の痛み、不調からボディメイクまでお客様のニーズにあったコンディショニングを提供している。
家では3姉妹の父親として奮闘中。

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