シューフィッター上級コースを受講してきました。

もう先週の話になりますがシューフィッターの上級コースを受講しに東京へ。

今回はその研修内容を中心にお伝えしたいと思います。

研修は両国にある国際ファッションセンターでした。

(やはりファッションセンター、ジーンズソムリエの資格がとにかく気になりましたw)

シューフィッターとは

シューフィッターとはざっくりその人に合った靴を選び提案するというお仕事です。靴のソムリエなんて例えられ方をしています。

初級コースでは主に一般の方へ。上級コースになるとハイヒールやパンプスがうまく履けないという方や足の変形がある方(扁平足やハイアーチ、外反母趾など)に対しても微調整して最良のフィッティングが提案できるよう知識、技術を学んでいきます。

僕がベースにしている理学療法士は歩行や足、インソール(靴の中に入れる中敷き)の知識に優れているとは思いますが、それを支える靴に関しては実は結構アバウトだったりします。

その辺をしっかり埋めたい、というのが僕がシューフィッターを志した理由です。

最近人気のTVドラマ「陸王」でもシューフィッターが登場します。

http://news.mynavi.jp/news/2017/11/19/043/

劇中では村野さん役として市川右團次さんが熱演されています。
常に選手目線の熱い男村野さんの言動に心動かされ、毎回思わず涙腺が緩んでしまいます。
(歳かな、、)

この村野さんのシューフィッター役の監修に僕が学んでいる足と靴と健康協議会が入っており、事務局長が撮影の裏話をいくつかしてくださいました。

(靴の分解写真。各自2足を分解、その内容をプレゼンするのが今回の課題でした)

構造を理解することで見えてくるもの

今回の研修では靴のフィッティングやパッキングと言って靴の中に小さなパッドを入れて靴のサイズを微調整する他、靴自体の構造、素材などについて開発メーカーや専門家の方々からいろいろなお話を聴くことができました。

素材や構造でこうも違うのかと思うことばかり。
普段見れない角度からの情報は本当に新鮮です!

開発メーカーの方のお話では、靴底に小さな穴をいくつ開けても靴の中の蒸れは全く軽減されないそうです。

そんな構造で「シューズ内の蒸れ軽減!」と謳っているメーカーも沢山いますが、、

見た目やイメージでは判断できないということですね。

靴の中(主に汗をかく足裏)の水蒸気を逃がすためには何か強制的な換気システムが必要だとか。

(ラストと言って靴型の原型です。ラストだけを作るメーカーさんもいます)

(理科の実験のようですが、革製品の特徴を皆で学んでいます)

自分の中での面白いつながり

今回学んだうちの一つ革製品があります。

革は鞣し(なめし)の工程で酸化させることで〝皮から革へ″となります。
酸化させることで製品として安定するわけです。

ですのでアルカリや急激な熱に弱く痛んでダメになってしまいます。(上はその実験です)
濡れた革靴を翌日も履きたいからとドライヤーやストーブの前で乾かすと翌日大変なことになってしまうのはこのためです。防湿剤が誤って触れてもアルカリに反応してしまうのでここにも要注意。

しかしこの話なんか聞いたことあるなと思ったら、そう筋膜!

高密度化を起こしゲル化した筋膜はアルカリ化させたりある程度の熱を加えたりすることで改善します。

これ見方が違うだけで全く一緒です笑

考えてみればどちらも皮膚でコラーゲン繊維から出来ているので当たり前なんですが、、笑

受講中思わず、お!となり一人ニヤニヤしていましたw

(モートン病。幅の狭い靴や小さい靴を履いていると急に発症することがあります。これもパッティングで改善できます。)

次回への課題

上級コースは7月から3月までの半年間で3日×3回の日程で行われるのでこれで終わりではありません。しかも次回までの課題レポートも山積、、

課題は足のトラブルに関してのパッティングがズシッと大きなウエイト。
外反母趾、扁平足、ハイアーチなどでお困りの方いらっしゃいましたら是非ご一報下さい。
(履きたいハイヒールが履けない!というお問い合わせでも)

靴選びの難しさ

長くなりましたが、靴がなんでこんなに難しいのかというとやはり直接地面と接して圧がかかり体重を支える部分だからでしょう。
服の大きさが1〜2cm違っても気づきませんが、靴は誰もがミリ単位で気づく。
それほど足、足裏って繊細な器官なんですね。

しかし自分の足の本当のサイズを知らずに靴を選んでいる方が多くいらっしゃるのも事実。

既製靴に自分の足を合わせるのではなく、自分の足に合った靴が選べるようにしっかり基準を知るところから始めていきましょう!

投稿者プロフィール

鈴木 豊人
鈴木 豊人REACT リアクト 代表
理学療法士/ピラティスインストラクター/シューフィッター
総合病院〜整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務後、独立。
2017年10月より福岡市東区にパーソナルコンディショニング/トレーニング/ピラティスのジムをオープン。
身体の動きの質の改善をコンセプトに体の痛み、不調からボディメイクまでお客様のニーズにあったコンディショニングを提供している。
家では3姉妹の父親として奮闘中。

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