シューズの重心について。

こんにちは、リアクト鈴木です。

前回に引き続き今回もシューズの話です。

当店はシューズを置いていると言う訳ではありませんが、やっぱり運動する、生活する上で靴、シューズは大事なツールです。

シューズの重心というと聞きなれない話で少しマニアックではありますが、購入する際の1つのポイントになれば幸いです。

重心の話。

まず重心の基本的なお話です。

重心が低い方が安定し、高い方が不安定。

これは建物なんかで平家かビルかを比べたらイメージできると思います。

また単純に膝を曲げて腰を落とした姿勢と真っ直ぐに立っている姿勢とでどちらがより安定しているかでもいいと思います。

これも裏を返すと安定している程動く・動かすのは難しくなるし、不安定である程動く・動かすのは容易になるとも言えます。

シューズの重心。

シューズにも重心があります。

今回僕が言う重心はシューズを履いた時の地面からの高さ、足とシューズの接地面との高さを指しています。

測った位置は足の外側の骨、腓骨面上を通るラインです。

この定規を通るラインでインソール面の高さになります。

この重心の高さの違いでシューズの安定感、駆動感は全く違ってきます。

重心が違うと何が変わるのか。

シューズの重心が違うことで大きく2つ変わってきます。

1つは重心が高いほどシューズが前に転がりやすくなるため足運びはしやすくなります。

逆に重心が低いほど前に転がりにくくなるため足運びはしにくくなりますが、その分安定感は増します。

もう1つは重心が高いほどシューズの重さを感じやすく、足が地面についていない際に足首もその重さの為内側に向きやすくなります。(内返しの動き)

これは厚底ブーツや登山靴などを履いた時をイメージしてもらえたら分かりやすいかと思います。

 

今回はHOKAのトレランシューズとアルトラのランニングシューズ、トレランシューズの3足の比較です。

HOKAのspeed instinct 2

重心高 約4.5cm (ペンの位置が地面からの重心の高さになります)

HOKAのロードシューズでロード上のランニングを目的に作られています。クッショニング性能より名前の通りスピードが出やすいよう設計されたモデルかと。

ですのでHOKAのモデルの中では重心はそれほど高くないはずですが、これは別のHOKAのモデルを比較してみないとわからないですね^^;
下2足のアルトラと比較していきます。

ALTRA ESCALANTE RACER

重心高 約3.0cm

ALTRAのロードシューズでロードでのランニングが目的です。重心は地面から3cmと低めです。

 

ALTRA LONEPEAK 4.0

重心高 約3.5cm
ALTRAのトレランシューズで、トレイル(山道や未舗装路)での使用が目的のモデルです。
石や砂利などがあることを想定して上のロードシューズよりクッション性能を持たせている分重心が0.5cm高くなっています。
上2足と用途も異なるためアウトソールの凸凹した形も特徴的ですね。

比較。

改めてこの3つの重心を比較してみると、、、
ALTRA ランニングモデル 3.0cm < ALTRA トレイルランモデル 3.5cm < HOKA ランニングモデル 4.5cm

となりました。
重心が高めに設定されているHOKAは2つに比べてそれだけシューズの転がりが良いとも言えますし接地でやや不安定であるとも言えそうです。ALTRAは逆の特徴ということになりますね!

まとめ。

シューズの重心をチェックすることでそのメーカーやモデルのコンセプトを知ることができます。
重心が高い方がシューズが転がりやすく足運びが良い傾向にある反面、接地が不安定だったり、足が上がっているときに足首に重さを感じやすいです。足の捻挫の既往がある方はこの辺要注意ですね。
重心が低い方が接地の安定性や足が上がっている時の軽さを感じやすい反面、シューズの転がりが少ないため足離れが悪く感じたり、蹴り出しでバネを感じにくいかもしれません。

どちらが良い悪いということではなく、メリットデメリットを知ることが大切です。
自分に合ったシューズ選びをする際にシューズの重心をみる、というのも1つの視点として持ってみて下さい。

投稿者プロフィール

鈴木 豊人
鈴木 豊人REACT リアクト 代表
理学療法士/ピラティスインストラクター/シューフィッター
総合病院〜整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務後、独立。
2017年10月より福岡市東区にパーソナルコンディショニング/トレーニング/ピラティスのジムをオープン。
身体の動きの質の改善をコンセプトに体の痛み、不調からボディメイクまでお客様のニーズにあったコンディショニングを提供している。
家では3姉妹の父親として奮闘中。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です