アスリートにも知ってほしい身体の見方。

こんにちは、リアクト鈴木です。 1週間で2度ブログを更新するのはいつ以来でしょうか。 先日かつてダンク王と呼ばれた(ダンクコンテストにも優勝しCP3のアシストでアリウープを量産していたクリッパーズ時代はロブシティと形容される)ピストンズのブレイクグリフィンが2年ぶりにダンクをしたというのがTwitterのニュースに上がっていましたが、それに肉薄する更新ぶりかと。 前置きはさておき、今回の内容はインスタグラムでちょこっと書いたことですがブログでもう少し詳しく書いていこうと思います。

アスリートのも知ってほしい身体の見方。

ということで、Joint by Joint Theory (ジョイントバイジョイント理論)についてお話していきます。 S&CコーチのMichael Boyleと理学療法士のGray Cookによって考案された理論で運動指導者の方の多くはご存知かと思います。 とてもシンプルでわかりやすい身体の見方で、これを知っているだけで身体のどこをどう鍛えていくかという指標になります。 今回はそのジョイントバイジョイント理論を一般のアスリート向けによりわかりやすくお伝えしていきたいと思います。  

モビリティとスタビリティの関係。

モビリティ(Mobility)は可動性、動きを意味します。 スタビリティ(Stability)は安定性、土台を意味します。 ジョイントは関節です。 骨の構造上いろんな方向に動きやすい関節がモビリティジョイントに位置付けられています。 逆に構造上動きの方向が1方向(或いは2方向)に限定されるような関節がスタビリティジョイントに位置付けられています。 そしてこの理論の肝になるのが、このモビリティジョイントとスタビリティジョイントの位置関係が隣り合わせにあるという考え方です。       このモビリティジョイントとスタビリティジョイントの関係性が上。 重要なのは土台となるスタビリティジョイントがしっかり安定して初めてモビリティジョイントの可動性が高まるということです。 例えば、股関節は球関節で屈曲ー伸展、内転ー外転、内旋ー外旋とマルチな方向に動く関節でモビリティジョイントとして分類されています。 そして股関節はマルチ方向に動くことで様々なパフォーマンス発揮に影響しますが、その股関節がマルチ方向に十分動く為にはその土台となる腰椎骨盤帯を先に安定させるようコントロールできることが重要です。     上がその模式図です。 土台が大きければそれだけボールを動かす範囲も大きくなるというわけです。  

モビリティとスタビリティの関係その2。

モビリティとスタビリティの関係が崩れると様々な障害につながる可能性があります。 わかりやすく鎖で例えてみます。     鎖の輪が繋がってい部分は動いて欲しいところ、鎖の中央の錠の部分が安定性が欲しいところです。     その関係が逆になってしまうと上の図のように鎖が壊れてしまいます。 再度股関節と腰椎骨盤帯を例に挙げてみましょう。 スタビリティジョイントである腰椎を安定してコントロールできず動きすぎてしまうと簡単に腰を痛めてしまうのはご想像の通りです。 そしてそれが慢性的になれば様々な腰の怪我、椎間板ヘルニア、すべり症などに繋がる可能性があります。 また、別の側面から見ると動いて欲しい股関節が腰椎が動きすぎてしまうため動けません。 そのうち股関節自体を固めて使うような身体操作が常となってしまい動かない股関節も怪我の原因となり得てしまいます。 というわけで、それぞれの役割を把握しまずはスタビリティジョイントを安定してコントロールできる術=身体操作を体得していくことが重要となります。  

モビリティ OR スタビリティではない。

  最後に1つ。 モビリティとスタビリティの2つに大別してしまうと 「この関節はどっちに分類されるの?」 と考えてしまいがちです。 しかしヒトの関節自体はそもそもこっちは動き、こっちは土台といったように作られているわけではありません。 どちらの機能も有していながら、自分の姿勢やその時の場面に応じてある時はモビリティジョイント、またある時はスタビリティジョイントとその役割を変化することもあります。 あくまで便宜上2つに分類していることを理解しながら、その中でもモビリティ優位、スタビリティ優位となる関節が機能的に存在すると考えると府に落ちやすいです。   一般のアスリートの方が自身のトレーニングを内省するときに   (モビリティジョイントを鍛えてるときにスタビリティジョイントとなる土台の部分は安定しているかな?)   少しの知識を持ってこの意識下でトレーニングを行うとやっていることの効果がよりはっきり見えてくると思います!   少しでもお役に立てば嬉しいです。

投稿者プロフィール

鈴木 豊人
鈴木 豊人REACT リアクト 代表
理学療法士/ピラティスインストラクター/シューフィッター
総合病院〜整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務後、独立。
2017年10月より福岡市東区にパーソナルコンディショニング/トレーニング/ピラティスのジムをオープン。
身体の動きの質の改善をコンセプトに体の痛み、不調からボディメイクまでお客様のニーズにあったコンディショニングを提供している。
家では3姉妹の父親として奮闘中。

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