あっち向いてホイを40歳の大人がガチで勝負したお話。

こんにちは、リアクト鈴木です。

先週末は急な春の到来でしたね。

春の到来とともに反応する私の高性能花粉センサー(鼻)

「外の空気気持ちいい!」と、ランニング中胸いっぱいに息を吸おうものならもれなく鼻から漏れ出します。

もれるのかもれないのかややこしい。

 

先日インスタグラムでもちょこっと書きましたが、JBA公認C級コーチ養成講習会に参加してきました。

そこでいい大人同士があっち向いてホイをガチで勝負してきたので今回はそれをブログに綴りたいと思います。

先に書いておきますがとても真面目です!

 

JBA公認C級コーチ養成講習会

簡単にご説明致します。

JBA(日本バスケットボール協会)が主催するコーチを育成するための研修で、プレイヤーにとって安心、安全である環境を構築できるようコーチに必要な知識、技術を学んでいくためのものですが、そのC級になります。

私なんかがあれこれ書くより詳しくはこちらを。

しっかりとしたライセンス制度になっていて、より上の大会でコーチとして帯同するためにはそれに見合った級を取得しておく必要があります。

チームがあれよあれよと勝ち上がった時にコーチが見合った級を持っていないと最悪コーチなしで選手だけで試合をするという事態もありうるわけです。

大事な試合で

「今日コーチは?」

「観客席で見てます」

こんな事態はなんとしても避けたい。

 

コーチライセンスを取ることで。

いつかくる試合の為にライセンスを取ることもありますが、コーチライセンスを持っていることでJBAが主催する他の研修会にも参加できるようになり、私としてはこちらの方が多くのメリットがあります。

例えば、JBAが主催するウォーミングアップやクールダウンの最新の方法、U12,U15,U18それぞれの年代に応じたトレーニングの指導方法などの研修会もこのライセンスがないと参加出来ません。

(✳︎現在はコロナ渦の影響でライセンスのない方でもHPから一部アーカイブ動画を観ることができます。)

JBAはバスケット先進国の取り組みも積極的に発信しており、海外コーチを招聘しての研修会は独り身(1人職場)の私としては一気に知見を拡げる貴重な機会となっています。

 

コーチングとは何か。

講習会初日「コーチングとは何か」ということを学びます。

バスケットボールのコーチングではなくコーチングそのものについての学びです。

コーチに求められることは何か、必要な能力、資質、勉強すべきことなどを参加者のみなさんとディスカッションしながら学んでいきます。

この時間は改めて自分がなんでコーチをしているのかを立ち止まって考える時間にもなります。

他の参加者の方の取り組みやコーチ像を知ることでより客観的にそもそも自分は何が好きなのか、どんなバックグラウンドを持っているのか、何が得意で何が不得意なのか、自分自身を見直すきっかけにもなります。

また、人間自体が持っている特性、特定のバイアスが働いたり、ある一点に注意を向けると他に注意が働かなかったりすることを学び、その不完全性がコーチングにおいても自身を盲目的にする危険性などについても知識を整理しました。

1つ例を挙げて Selective Attention Test で検索してもらうと有名な ” The Invisible Gorilla 〜見えないゴリラ “の動画が出てきますので、ご存知ない方は是非一度観てみてください。

見えないゴリラがそこにいますw

 

仁義なきあっち向いてホイの戦い。

一通りコーチングのことを学んだら即実践。

2人1組でチームを作り1人がプレイヤーもう1人がコーチ役です。

そして用意された戦いがあっち向いてホイです。

ようやく表題のテーマに触れます。

ゲームは前半の1分間お互いのプレイヤー同士があっち向いてホイを行い勝ち負けを競います。

その後2分間自陣での作戦タイム。

後半1分間でさらに勝ち負けを競い、トータルでの勝ち数を競うというわけです。

つまり間の2分間でコーチの手腕が問われるわけです。

 

運の要素だけではないあっち向いてホイ。

始まる前はあっち向いてホイにコーチをつけるなんて、猫にリードをつけて散歩をするくらいナンセンスと思っていましたが、

蓋を開けてみてびっくり。

前半の戦いでジャンケンの手の傾向、最初はグーの後に出しやすい手、あっち向いてホイで自分が指を向けやすい方向、相手が首を向けやすい方向などなどスタッツとして記録できることに気づくことから始まり、その上で勝ちやすいパターンを模索したり、後半相手がしてくるであろう対策を読んでその上で作戦を練ったりと、、これはもう立派なスポーツ!

実際コーチングの良し悪しで後半の勝ち数が変わってくるチームが沢山ありました。

私たちのチームは“相手のペースを乱して考える間を与えない作戦”を思いつき

「最初はグー、ジャンケンポン、あっち向いてホイ!」までの一連の合いの手を徐々に早口で言うという姑息な手段を用いて戦いに臨みました。

結果相手のペースを乱し考える間を与えないことに成功しましたが、同時に自分たちにも考える間がないという諸刃の剣であったことは言うまでもありません。

しかし40歳を越えたおじさん同士が(若い参加者や女性の方ももちろんいらっしゃいました)ジャンケンでお互い真剣に心理戦を仕掛けアイコでチョキを5連続で出すという画はどこにも需要ないなと感じながらも、コーチングの奥深さ、そしてあっち向いてホイの奥深さを学んだ1日となりました。

 

今度コーチの視点を学んでもらう意味でも”仁義なきあっち向いてホイの戦い”をチームの選手にもやってもらおうと思います。

 

残りのC級コーチ講習会も受講次第また書きたいと思います。

 

投稿者プロフィール

鈴木 豊人
鈴木 豊人REACT リアクト 代表
理学療法士/ピラティスインストラクター/シューフィッター
総合病院〜整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務後、独立。
2017年10月より福岡市東区にパーソナルコンディショニング/トレーニング/ピラティスのジムをオープン。
身体の動きの質の改善をコンセプトに体の痛み、不調からボディメイクまでお客様のニーズにあったコンディショニングを提供している。
家では3姉妹の父親として奮闘中。

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