PRIシンポジウム参加してきました。その1

こんにちは、リアクト鈴木です。

福岡市内は珍しくこの時期に桜が満開。入学式を迎えた新入生は最高でしたね!

週末は東京、日本大学へ。

こちらのセミナーに参加してきました。

PRIとはなんぞやという方に、ざっくりですが左右非対称の人体の特徴をしっかり掴んで決まった型にはまらないようにしましょう、その為には非対称性だけでなく呼吸や歩行がキーになります、といった教育システムです。超ざっくりです。

僕個人として、PRIから学んだところ気づいたところは非常に多くお客様やアスリートを見る上で欠かせない視点となっています。

そんなPRI好きのための年に一度の祭典でした。

本日はその濃密な1日を振り返り各スピーカー毎のテーマと感想を記載していきます。

阿部さゆり先生「呼吸と排泄、真面目なウンチの話」

トイレでいきむ動作(息を止めてうーん、です)専門的な見方をするとバルサルヴァ法を使って腹部の内圧を上げることで内臓(大腸)に圧をかけ排便を促しているわけですが、このいきむ動作自体は息も止めちゃうし血圧も上がっちゃうしあんまり良くないですよね、と言った話からスタート。

のっけから引き込まれるプレゼンは圧巻でした。

急性虫垂炎や大腸ガンなど実は先進国に多くみられるそう。
その原因として色々と仮説があるけれども、やっぱり文化の違いでしゃがんでトイレを済ますか(和式)座位でトイレを済ますか(洋式)の違いが大きいのではないかと。

座位(洋式)の方が排便時間も排便する際の努力感もどちらも大きい(長い)というデータから、便の滞留時間も長くなりがちでいきみに頼る割合も大きいことがわかります。

お腹にグッと圧をかけるいきみも、出口である直腸、曲がりくねっているS字結腸、重力の影響をもろに受ける盲腸らへんの3つの砦が十分に緩んでいないと返って大腸への負担を高めることになりかねません。

これを車例えるとサイドブレーキを引いたままアクセルを踏むような行為だと。

体にそんな負担がかかっていると考えるとそら恐ろしいですよね^^;

しゃがむという姿勢をとることで膝で腹部を圧迫できます。これだけで上の2つの砦を物理的に緩める働きがあります。さらにしゃがんでいることで骨盤を開きやすいポジションに変化させ直腸をぎゅっと締めている筋肉を緩ませる働きがあります。

振り返ると我が家の長女もトイレトレーニングが始まって最初はウンチが難しく苦戦していました。

これは洋式トイレでの座位姿勢に加えて大人用で足が届かず更に踏ん張る力が出ないという、難易度マックスの状態でウンチをしようとしていたからなんですね。

体に負担をかけず気持ちよく排泄する為にも将来的な病気のリスクを減らすためにも和式トイレをもっと活用しかねばいけませんね。

根城祐介先生「スポーツ現場におけるPRIの活用」

根城さんのテーマはスポーツ現場での活用。

個人的には現場に出る機会も増えつつあったのでかなりタイムリーでした。

スポーツ現場ではPRIはコンディショニングを上げるためのツールの1つとして捉え、パフォーマンスアップさせる為に必要なレジスタンストレーニングを行う前に活用することでより質の高いトレーニングに繋げていくことが出来るといった内容でした。

PRIの考え方から感覚入力の乏しかった部位の感覚を高めることが重要だと。

具体的な事例では野球選手(ピッチャー)に対してどんなアプローチをしているかというお話も。
右利き左利きの特性、左右非対称なピッチング動作でPRI的に見ている視点などなど。

僕はバスケットボールを見ることがほとんでですが、バスケのシュート動作も結構左右非対称だなと最近再認識したところで、パフォーマンスの高いシュートを打てるようになる為に上手に身体の左右非対称を活用できれば、、、ピッチングの話とうまく繋げていきたいです。

 

、、、と、思ったより長くなってしまいましたので続きは次回!

二部構成でお伝えしたいと思います!

投稿者プロフィール

鈴木 豊人
鈴木 豊人REACT リアクト 代表
理学療法士/ピラティスインストラクター/シューフィッター
総合病院〜整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務後、独立。
2017年10月より福岡市東区にパーソナルコンディショニング/トレーニング/ピラティスのジムをオープン。
身体の動きの質の改善をコンセプトに体の痛み、不調からボディメイクまでお客様のニーズにあったコンディショニングを提供している。
家では3姉妹の父親として奮闘中。

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