最適な動きを求めて。

こんにちは、リアクト鈴木です。

NBAのプレイオフが面白くてなかなか仕事にならない日々です笑

先週の土日は帝京大学スポーツ医科学センターにてバスケットボール日本代表のS&Cコーチをされている阿部勝彦先生のworkshopに参加してきました。

 

OPT MOV 最適な動き。

今回のセミナーはOPT MOV = optimal movement というコンセプトでした。

人間は元々動くように設計されている。

アスリートはその競技に特異的な動作やスキルの習得に目がいってしまいがちですが、その前に元々の人本来の動きの質を高めていくことで自身の動きの質や幅を増やしより最適な動きを高めていこうというものです。

自分の動きを見直す中でクライアントに還元できる。

阿部さんのセミナー参加も3度目になりましたが毎回新しい発見があります。

初回参加はできないことの方が圧倒的に多かったです。

動けるようになったと思っていた動作も、より深く細かくみるとまだまだ甘いというものも。

自分の動きを再確認しながらなぜうまく出来ないのか言語的な理解と動きの理解を繰り返すことで選手やクライアントへ伝えるポイントの幅が広がっていきます。

加速、減速、方向転換に重要なヒップヒンジ。

今回個人的に印象に残ったトレーニングがRDL(ルーマニアンデッドリフト)です。

前方への加速、ストップ動作、そして方向転換などのカッティング動作。

その全てに必要な股関節の動き、ヒップヒンジの質を上げるためにRDLを細かくチェックしていきました。

RDLを見ることで動きの評価にもなるし、RDL自体が修正エクササイズにもなります。

back knee のチェックやハムストリングスのタイトさの改善、股関節のposterior cupsuleの伸張性の改善などなど。

ヒンジがうまく出来ない選手、クライアントに1つRDLを処方していくのも1つ有効ですね。

ストレングスレベルを上げる。

実競技でのパフォーマンスレベルの向上を図る為には、最適な動きの獲得に加えそれぞれの動きのストレングスレベルを上げる必要があります。

そのプログラムのデザインの仕方を座学で学び、実践的なトレーニングは自ら動いて学びととても有意義なワークショップで、2日間の開催でしたがそれでも時間が足りないくらいでした。

足りなかった分は次回福岡開催を期待します笑

最新の施設、機器の中で学ぶ。

更に今回は新設された医科学センターでの開催。最新の機器や色々なツールを使いながら自分で試して動いて沢山刺激を入れることができました。

僕のお店はもちろん体育館などの現場ではこんな最新機器はありません。

どう落とし込むかは自分次第でそこに面白さがあります。

最近はツールを使った方が選手の反応が良い、というか単純に楽しんでくれて、その分モチベーションも上がるとも感じています。

手持ちのツールや現場であるもの、特にボールを使って工夫しながら今回学んだことをしっかり伝えていきたいです!

おまけ。

帝京大学といえば9連覇を達成したラグビー部。岩出監督のチームビルディングの著書を拝読したことがありますが、チームを1つの会社と捉え4年生が企業のトップ、3年生が管理職、2年生が中堅社員、1年生が新入社員という視点で1年生が上の学年を見て育つ、そのために上の学年は自らがその見本となるように振る舞う、また最上級生は模範になるだけでなく普通1年生がこなすような雑用雑務を行うことで1年生の負担を減らす。そのような文化を育てていると著書にありましたが、ラグビー部の選手皆さん構内ですれ違うたびに清々しく挨拶してくれました!

 

 

投稿者プロフィール

鈴木 豊人
鈴木 豊人REACT リアクト 代表
理学療法士/ピラティスインストラクター/シューフィッター
総合病院〜整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務後、独立。
2017年10月より福岡市東区にパーソナルコンディショニング/トレーニング/ピラティスのジムをオープン。
身体の動きの質の改善をコンセプトに体の痛み、不調からボディメイクまでお客様のニーズにあったコンディショニングを提供している。
家では3姉妹の父親として奮闘中。

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