なぜ分かっていても実行できないのか?

少し前のものですが、先日2016年人気のTED トークを見ました。

アメリカの人気ブロガー、ティム・アーバン氏による

先延ばし魔の頭の中はどうなっているのか

簡単に説明すると、誰しも頭の中には理性的意思決定者がいて、彼が大局的な視点を持って今やるべきことを選択しやろうとしてくれます。

しかし、先延ばし屋の頭の中にはこの「すぐにご褒美が欲しいおサル」もいます笑

このおサルはとにかく今楽しいこと、好きなことだけをやることに全力です。

理性的意思決定者も結局はおサルの誘惑に負けて楽しいことにフラフラといってしまい、、

(負の感情を伴うので、そこをDarkside Playground:暗黒の遊び場と言っていました笑)

もういよいよのところまで来て初めてもう一人の守護天使(=パニックモンスターw)が現れ、おサルを追い出し、意思決定者に舵を取らせどうにか事無きを得ます。

大学の卒論を3日で書いた彼ほどではありませんが(そういう意味では本当に天才!)、先延ばし屋の僕としてもかなり共感を覚えた次第です。

パニックモンスターを登場させる前にどうにか行動に移すことはできないのか。

本日はそんな視点からお伝えしたいと思います。

なぜわかっていても実行できないのか

実際そういう題名の本で全米ベストセラーになったものがあります。

この本では会社や組織の中でどうして実行に移せないのかということが中心で個人での話ではないのですが、それでも役に立つことがいくかありますのでご紹介します。

とりあえずやってみることが何より大切。

本書の中に「構え銃、打て、狙え」という言葉があります。

よく見ると違和感を感じるこの言葉。そう、狙うのが最後です。
まずは打つ、つまり行動を起こすことが大切だとこの言葉は伝えています。

失敗を恐れずとりあえずやってみる。
あれこれ考える時間よりもやってみることで得られることの方が遥かに大きく、それはゼロかイチかの違いより間違いなくあります。

また、これは以前僕が病院に勤めていた際の話ですが、研修生が時間が足りなくてレポートを書けないということがしばしばありました。

よくよく聞いてみると文献を調べるのに時間がかかるとのこと。
これもまさに行動に移せていない典型でゴールを見誤っています。
ここで大切な行動はまず「レポートを書くこと」
文献を調べるのはあくまで肉付けでしかありません。

ゴールは何か、そのために直接的にすべき行動は何か。それを見失わないようにすることも大切ですね。

「どうやって?」より「なぜ?」を考える。

小手先のテクニックではなく哲学が大切とも本書は述べています。

「何のためにやるのか」を深く掘り下げることでゴールが明確になるだけでなく自信のモチベーションの維持にも繋がると。

例えばダイエット法にしてもやり方はたくさんありますが、自分がなぜ痩せたいのか、痩せた自分がどのように振る舞えるのかまでを明確にすることが重要です。

ただ「痩せたい」と思うことより理想とする自分を持つこと、それが結果にも繋がります。

期間を設定する。

いつまでにやるのか、ということ設定することもとても大切です。

先のTEDトークでもこれについての重要性について言及していました。

短期的な仕事などでは期間の設定がすでに設けられているため行動に移すことができますが、長期的なもの(例えば人生の中でいつかやりたいこと、達成したいことなど)では期間の設定が難しく、そのため自分の人生に参加できていないという虚無感に苛まれることが少なくないと。

トークの中では人生を90年とし1週を1コマで書き出す人生カレンダーを提唱していました。
いつまでに自分が何をやるのかを視覚化し日常的に目にしていくことはとても有用ですね。

習慣化する。

これもアメリカでベストセラーになった一冊です。

行動できた後ゴールへ向けて継続していく必要がある時、それを習慣化していくことが一つの有効な手段になります。

習慣化できる環境を整える、その行動に繋がるためのkeystone habbit (鍵となる習慣)を持つことが重要です。

今度は今の僕で例えてみます。
ブログを書くために朝起きてまずPCの前の椅子に座る。
これを鍵となる習慣にするために、前の晩から椅子、PC、そしてデスク周りを整理しておく。(環境を整える)
ここまで準備してイメージしておくことがとても大切です。

そして後の作業はある程度自動化できるように設定しておきます。
PCを開く。とにかくタイトルだけつける。内容は定まってなくても箇条書きにする。
といった具合です笑

(・・と言うは易しですけどねw)

ここまでのまとめ

いつも1500字程度にまとめるつもりなんですがまたオーバーしてしまいました(汗

今回は行動マネジメントについて

とにかくやってみることが大切。

やることに目的を持つ。

期間を設けることの重要性。

行動を習慣化させる。

といった内容をお伝えいたしました。

次回は行動を起こすためのもう少し具体的な方法やモチベーションを上げるコツについてお伝えしたいと思います。

投稿者プロフィール

鈴木 豊人
鈴木 豊人REACT リアクト 代表
理学療法士/ピラティスインストラクター/シューフィッター
総合病院〜整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務後、独立。
2017年10月より福岡市東区にパーソナルコンディショニング/トレーニング/ピラティスのジムをオープン。
身体の動きの質の改善をコンセプトに体の痛み、不調からボディメイクまでお客様のニーズにあったコンディショニングを提供している。
家では3姉妹の父親として奮闘中。

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