Five Elements Yoga ®︎ 福岡ワークショップに参加してきました。

週末は一段と冷え込みましたね!
福岡市内も雪が降ったり止んだり。
そんな厳しい寒さの中でしたが、山本俊朗先生が主催するFive elements yoga®︎のワークショップに二日間参加してきました。

今回はその内容と自分なりに気づいたことなどをお伝え致します。

Five elements yoga®︎とは?

(画像はHPより拝借しております)

人生で2回しかヨガへの参加経験がない僕がヨガが云々とはとてもとても語れません笑

詳しくはこちらのHPをご覧頂ければと思います。

ワークショップに参加して受けた印象としては、自然界に存在する五大元素(空、風、火、水、地)を基本軸として、それぞれの元素の性質に関連した動きや体の使い方、そして心の要素があり、それを一つ一つ感じながらヨガを行う、というものでした。

ざっくり説明するとHUNTER×HUNTERの念能力のような感じでしょうか。
自分に合った系統があり、その個を伸ばしつつ、バランス良く各系統を育てると強くなれるし弱点もなくなるみたいな。
(漫画で例えてすみません汗)

しかし各アーサナ(ポーズのことです)が解剖学的、運動学的にきちんと取れるように考え抜かれていて、そちら側から動きを見ることが多い僕としてはストンとはまるものばかりでした。

火の要素と水の要素で同時収縮。

主動作筋とそれに拮抗する筋とを一緒に力を入れることを同時収縮と言います。
例えば力こぶと二の腕の筋肉どちらにも力を入れて腕にグッと力を込めることです。

同時収縮=アイソメトリック収縮(筋肉の長さを変えずに止めて行う収縮)と思う方もいるかもしれませんが、ここで言う同時収縮は主動作筋と拮抗筋それぞれにテンション(張力)を意識しつつ動くイメージです。

ピラティスではこの同時収縮の意識がとても重要です。
特に背中を反らすポーズ(キャット&カウのカウポーズなど)で背骨をぐぐっと伸展していく際に、お腹側の筋のテンションをしっかりと感じながら行ってもらうことで腰椎の一部に強い進展負荷がかかるのを防ぐことが出来、かつ適切な背骨のアライメントで綺麗な伸展カーブを出すことが出来ます。

Five elements yoga®︎では火の要素(上へと昇るイメージ)で骨盤から横隔膜にかけての筋の張力を、水の要素(下へと流れるイメージ)で骨盤の前傾位をとりつつ背部の張力をそれぞれ感じながら各アーサナを行います。

前面と後面、主動作筋と拮抗筋が火と水という要素で具体的なイメージとして落とし込む。

これでまた一つ幅のある指導が出来そうです。

立位でのアーサナから学ぶ。

またピラティスの話に戻りますが、マット上のピラティスでは立位でできる種目が多くはありません。

マットピラティスは細かなボディーイメージの再構築や身体のコントロールをするのにとても有用ですが、人間やっぱり立って生活するもの。
エクササイズも立位や歩行に繋がるまでしっかり落とし込みたいと考えています。

ヨガの立位のアーサナ(ポーズ)を自分なりに模索して使っていましたが、このセミナーで股関節の向き、力の入れ方、張力のかけ方を改めて学ぶことが出来ました。

過去Movement Fundamentals という走る、曲がる、止まるという基本動作を学ぶセミナーでフロントフットとバックフット(前足と後ろ足)をそれぞれ状況に応じて別々に使うというテクニックを学んだことがあります。


今回のアーサナでの股関節の使い方はそれに通ずるものがあり、これもまた僕の中にスッと落とし込むことが出来ました。

ランジツイストやウォーリアー2でも意識のかけ方によってストレッチ要素ではなく、ストレングス要素を強調して出来そうです!

会場に溢れるエネルギー。

 

外の気温とは裏腹にワークショップ中はすごい熱量でした。
参加されている皆さんのレベルの高さというか、チャレンジングなポーズにも果敢に挑む姿勢、出来ないことも楽しむ姿勢には驚くばかり。

先生も繰り返しお話していましたが、結果ではなく挑んだ過程を大事にしなければいけませんね。

参加者の皆さんの一体感が高まることで全体の意識やモチベーションも上がり、それが更に良い相乗効果を生んでいるのを感じました。

こういった雰囲気作りも大切。とても勉強になりました。

(苦手なハンドスタンドにも挑戦しました)

あなたの今年の漢字一字は?

とまあ、本当に学びの多い二日間でしたが、体は予想以上に追い込まれました笑

初日は「この寒さ、汗なんてかかないでしょ」と高を括って着替えを持参していませんでしが、それを最初の2時間で後悔するほどの滝汗でした。
(2日目はちゃんと着替え用意しましたw)

ワークショップ終了後の懇親会で

『今年これからの自分の目標を漢字で表すと?」という話題に。

「自分に”愛”を」や「全てを”楽”しむ」と言うお話に、皆さんとても良いこと言うな〜と。

僕は「新しいことにもの挑んでいきたいし、地に足もつけたいし」とムニャムニャその場では話していましたが笑、今年の目標は”越”えるで行きたいと思います。

今の自分をアップデートして越える、という意味と、今年はトレイルランニングの大会にもチャレンジしようと思っていたので峠を越える、という2つの意味で”越”で頑張ります!

皆さんも1年の初めに今年の目標を漢字で表してみては如何ですか?(^^)

(最後に、警固神社近くのマヌコーヒー大名店で一杯。ワークショップ終了後の疲れた体に沁み入りました。)

投稿者プロフィール

鈴木 豊人
鈴木 豊人REACT リアクト 代表
理学療法士/ピラティスインストラクター/シューフィッター
総合病院〜整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務後、独立。
2017年10月より福岡市東区にパーソナルコンディショニング/トレーニング/ピラティスのジムをオープン。
身体の動きの質の改善をコンセプトに体の痛み、不調からボディメイクまでお客様のニーズにあったコンディショニングを提供している。
家では3姉妹の父親として奮闘中。

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