足の浮き指、あなたは大丈夫?

こんにちは、リアクト鈴木です。

連日の猛暑、外に出るだけで滝汗で1日4回くらい着替えています。

そんな中、我が家の洗濯機が故障するというハプニングが!

子供の洗濯物もかさむこの時季、鈴木家ではエアコンに次いで大切な生活家電!

東芝さん、、早く来て下さいw

さて、先日NHKの番組で浮き指について特集がありました。

番組を観た方々から僕もいくつかご相談を受けたので今回は浮き指について書きたいと思います。

浮き指が引き起こす問題。

足の指(足趾)が浮いているとどうなるのでしょう。

まず単純に地面についている足裏の面積が少なくなるため、立ち姿勢がものすごく不安定になります。

狭い幅の地面、例えば平均台の上に立っているような感じです。

(バランスのトレーニングとしてはいいですが、常にこの状態となると…)

そして普通ならくるぶしの下あたりにくる重心が前に移動してしまいます。

試しに立った姿勢で足の指だけ浮かしてみて頂くとよく分かると思います。

重心が前にいく分、足首や膝に負担が増え、カウンターでバランスをとるため腰が強く緊張してしまいます。

さらに不安定な足場で前に移動した頭を支えるため、肩や首にも自然と力が入り続けてしまいます。

こんな状態ではどれだけ膝や腰、肩のケアをしたとしても、立って歩いて生活している限り膝や肩などの関節の負担は減りませんよね。

また浮き指では歩くのが遅くなります。

足の裏には足底筋膜(足底腱膜)という足のアーチを支える筋肉があります。

この足底筋膜、踵から足の指まで船の帆のようについています。

船の帆と例えましたが、実際帆のようにいいテンションで張っていることで、指先に体重がかかった時、この筋肉がグッと縮まり前への推進力が生まれ効率的な歩行ができます。

詳しくは過去のブログ⬇︎

靴を選ぶ前に知っておきたいこと(ウインドラス機構)

浮き指の方は常に指がこの足底筋膜を引っ張って伸ばしてしまっているので、足底筋膜がパンッと帆のように張らず、フニャっとしてしまいます。

効率的な推進力が得られないため歩くのが遅くなる、という訳です。

或いは頑張ってスピードを出そうと膝やふくらはぎの筋肉を過剰に使ってしまいます。

太ももが痛い、ふくらはぎが常に張っている、といったお悩みは実は浮き指に問題があるのかもしれません。

浮き指の原因は?

さて、足だけではなく、膝、腰、肩、首など体のいろんな箇所の問題の引き金となる浮き指ですが、何故起こるでしょうか。

これに関して、もちろん靴のサイズが合っていないということが考えられますが、靴の形状の変化にもその一因があると思われます。

靴は歩くことを目的として歩きやすいよう踵から足指の付け根にかけて傾斜がついています。

坂道を下る時の方が楽に進める、それと一緒です。

それに加えて、付け根のところでは反対につま先が上向きになるように設計されている靴がほとんどです。

トースプリングといって、これもより歩きやすいよう、前への重心移動が楽に行えるよう考えられた設計です。

踵からの傾斜と足指の付け根での折れ曲がりが相待って、長時間靴を履き続ける生活をしていることで自然と足の指は上むきになり浮き指になってしまう、ということが考えられます。

最近は足をより自然な状態に近づけようと踵からの傾斜のないシューズも販売されています。
アルトラのゼロドロップが有名ですね。


(僕もお世話になっている靴、アルトラローンピーク)

浮き指の問題は実は結構根深く?、現代の生活を背景とした、長時間の座位、近視なども影響していると考えられるので、全て靴で解決!といかないのが難しいところですが(^^;

自分の不調が浮き指からきているかも?、靴のサイズがいつも合わない、足のトラブルで悩んでいる、最近どうもしっくり歩けなくなったなどでお困りの方は是非一度当店までご相談ください!
上級シューフィッター&理学療法士のスタッフが丁寧に靴のこと、お身体のこと総合的にアドバイスさせて頂きます(^^)

092-410-6441 リアクト 鈴木まで

投稿者プロフィール

鈴木 豊人
鈴木 豊人REACT リアクト 代表
理学療法士/ピラティスインストラクター/シューフィッター
総合病院〜整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務後、独立。
2017年10月より福岡市東区にパーソナルコンディショニング/トレーニング/ピラティスのジムをオープン。
身体の動きの質の改善をコンセプトに体の痛み、不調からボディメイクまでお客様のニーズにあったコンディショニングを提供している。
家では3姉妹の父親として奮闘中。

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