歩くとき、地面を蹴りすぎてる?

こんにちは、リアクト鈴木です。

今回は歩き方、歩行の話です。

姿勢と同様、もしかしたらそれ以上に大事かもしれない歩き方。

健康のために歩いていても、そもそもの歩き方が良くなければ膝を痛めたり、外反母趾を加速させたり、体の緊張を高めたり、、返って健康を害することも少なくありません。

当店をご利用のお客様も必ず歩き方をチェックさせて頂いています。

その中でとても多いのが地面を蹴って歩くという間違い。

これはもう敢えて間違いと言わせて頂きます!

地面を蹴る意識が強すぎる方、無意識でも強く蹴っている方、いろいろいらっしゃいます。

「颯爽と歩くためにしっかりと蹴る!」と思いがちですが、、

地面を蹴って歩いても速くは歩けない。

まずは歩くときの効率のお話から。

下半身で一番大きい力が出せるのは股関節です。

股関節の力がしっかり発揮できた上で地面を捉えることが颯爽と歩く鍵になります。

一方で地面を蹴って歩く場合、使うのは足首、ふくらはぎの筋肉です。

この小さい関節で大きな力(トルク)を出すのは難しく、ふくらはぎに過度な負担がかかってしまいます。

「脚の中でふくらはぎだけ太くなるのよね…」

とお悩みの方は間違いなくつま先で地面を蹴ってしまっていますw

写真はウシ科のブラックバック(時速90kmくらいで走ります。サイドステップもお手の物)

足の速い動物はほぼ例外なく股関節周囲の筋肉が発達し、ふくらはぎにあたる部分が細くなっています。

重いものが体の末端にあると振り子のようにそれに振られて速く走れないという訳です。

それにしても美しいフォルムですね!笑

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地面を蹴ると外反母趾を助長する。

「外反母趾って靴のせいじゃないんですか?」と聞かれそうですが、それよりもこの地面を蹴る影響が圧倒的に強いです。

地面を蹴る時に足首と別に使いすぎてしまう関節がもう一つ、足の親指(母趾)です!

上の図は歩行時の体重の移動の流れを表しています。

踵から入って一旦外側へ、真ん中過ぎるくらいで内側へ移動し母趾球そして親指から体重は抜けます。

これをTVや雑誌では少し強調して表現しているように感じます。

「踵から着いて、最後に親指が地面から離れるようにしましょう!」

この影響か最後に親指を使って地面を蹴る傾向にある方が少なくない。

これが親指にかかる負担を増加させます。

しかも図のように上手に真っ直ぐ抜けることはほとんどなく、膝から上の関節の影響などで親指のやや外側から体重が抜けてしまいます。

つまり歩くたびに親指の外側から体重以上に負荷をかけてしまう=外反母趾を助長する、となるのです!

歩行の意識、一箇所に捉われず。

歩行は本来、体全体が協調して行われるものです。

協調と言うと難しいですが、上半身・下半身が連動して、その為の体幹もしっかりと機能する、というイメージです。

その協調した一連の流れがあるからスムーズで無理のない効率的な歩行が出来ます。

それを「つま先で」や「踵から」「地面を蹴って」または「腕をしっかり振って」など、細部に意識を持っていってしまうとそこだけの動きを無理に行うことになりがちで、全体の調和が崩れてしまいます。

歩行で意識するポイント。

…とは言うものの、調和のとれた歩行って?

実際とても難しいですw

体のどこかに意識したら大体そこに力が入ってしまいます。

力が入らないように歩くためにはどうしたらいいか?

逆説的ですが、最初に意識するポイントは体のどこかに無理な力が入っていないかどうかです。

自分の感覚に注意を向け、ふくらはぎの他、肩や首、腰に力が入っているようであれば力が抜けるように歩きましょう。

それが歩き方を修正する練習になります。

また、視線が下がっていても良い反応は得られませんから、視線の位置も意識しましょう。ただこの際も何かを注視してしまうと眼球を固定して歩くことになってしまいますので(例え数メートル先のものであっても)視線は上げるけど固定しないように気をつけて下さい。

まとめ

歩き方は誰かに習う訳でもなく、いつの間にか出来ている、形成されているものですから、そもそも自分の歩き方が良いのか悪いのかも分かりづらいと思います。

ただ今まで「地面を蹴るように歩いていた」という自覚のある方は、まずは蹴らずに、ふくらはぎや親指に力が入らないように歩くようにしてみて下さい。

歩くと痛い、直ぐに疲れる、ふくらはぎが攣りやすい、太くなる、などでお悩みの方は一度当店までご相談下さい(^^)

092-410-6441 リアクト

投稿者プロフィール

鈴木 豊人
鈴木 豊人REACT リアクト 代表
理学療法士/ピラティスインストラクター/シューフィッター
総合病院〜整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務後、独立。
2017年10月より福岡市東区にパーソナルコンディショニング/トレーニング/ピラティスのジムをオープン。
身体の動きの質の改善をコンセプトに体の痛み、不調からボディメイクまでお客様のニーズにあったコンディショニングを提供している。
家では3姉妹の父親として奮闘中。

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