ランナーのためのシューズの選び方。

昨日から一気に春らしくなりましたね!

早速花粉症に苦しんでいます、鈴木です笑
天気が良くて気持ちいい反面くしゃみが止まりません。
鼻はもう使い物にならず笑
この花粉シーズンいつまで続くことやら、、(ちなみに走っているときは大丈夫です)

さて、今回は”ランナーのカラダを考える会”の第三弾、ランナーのためのシューズの選び方、そしてシューレース(靴紐)で効果的にフィッティングを高める方法についてお伝えします。

以前も一度シューズの選び方、シューレースの結び方についてお伝えしたことがありますが、今回はまた別の角度から。
どちらもかなり目からウロコです!

シューズの選び方。

シューズについてみるべきポイントはズバリ2つ。
メーカーとアウトソール(靴底)です!

メーカーによる硬さの違い。

「シューズ選びにメーカーからなんて当たり前やん!」
と言われてしまいそうですが、確かに選ぶ際の1番に上がるポイントですよね。

デザインやコンセプト、ブランドイメージ、機能性などメーカーで選ぶ点は様々ありますが、ここでみて頂きたいのは硬さの違いです。
ここでいう硬さとはシューズのアウトソールを中心とした剛性のこと。

フットギアソリューションズの三浦先生のお話では

Adidas が最も柔らかく、次いで アシックス、ミズノ、new balanceと続くそうです。

柔らかいシューズは比較的早くシューズがヘタリやすく、ヘタったままのシューズを履いていると足へのトラブルが増えてしまいます。
ヘタって剛性のなくなったシューズ、元々あったシューズのアライメントが崩れてしまって接地の度に足に変な負担がかかってしまうのは容易に想像できますね!

先生によると「足の外側へのトラブルを起こしやすい」とのことでした。

一見して「靴底がまだ減ってないから大丈夫」とか「長持ちさせて使うのが美徳」などと考えてしまいますが、無駄な怪我を招かないためにもシューズの剛性に合った使用期間、走行距離を意識する必要がありそうです。

クッション性の意味について。

HOKAや最近のNIKEを筆頭に厚底シューズが2018年も席巻していますね。
厚底シューズを選ぶ際に一つ注意して頂きたいのが厚底=高反発ではないということです。

厚底であることで地面からのダイレクトな衝撃を緩衝してくれます。
緩衝=クッション性ということですので、=高反発とはなりません。

むしろ地面をうまく踏むことができないランナーにとってはクッション性が高すぎるシューズは返って扱いにくく走りづらく感じることも。

ランニングの基本はやはり”胴体の力を地面に伝え推進力を得る”ということに他なりませんから、接地している地面と足の間がふわふわしていると十分に踏む力が伝えられません。

ただどのメーカーもクッション性とは別に反発力を得るような機能も合わせもっていますので(NIKE ZOOM FLY然り)やっぱり直に履いてみてチェックするのがお勧めです。

アウトソールの違い。

アウトソール(靴底)を見る上で大事なポイントも2つ。

1つは自分の走り方に合っているか、もう1つは自分の足の形に合っているかです。

アウトソールと走り方。

走り方は足の接地の仕方で大きく3つに分けられます。
踵から着くヒールストライク、つま先側から着くフォアフット、その中間または足裏全体で着くミッドフットです。

上の写真のシューズ、ソールが結構特徴的で踵の最後方までアウトソールがついていません。
これはこれでこのシューズの目的がもちろんあるのですが、このシューズに対して踵から着くヒールストライクの走り方だとどうなるでしょう?

踵の最後方部がなく、そこから急に乗り上げるような形になるためアキレス腱やふくらはぎに多大な負荷がかかってしまいます。

と、これは最たる例とのことでしたが、デザインやイメージ先行ではなく自分の走り方在りきのシューズ選びを心がけて頂ければと思います。

アウトソールと足の形。

足の形、いろいろ画像のようにいろいろありますね。
ご自分がどの指が長いかちゃんと把握してますか?

実はこの足の形とソールのパターンに深い関係があるそうです!

左のNIKEと右のNB、アウトソールのパターンが随分違っていますね。
左はどちらかというと並行、右は少しカーブしているのがわかると思います。

おさらいですが、地面とダイレクトに接地する部分がアウトソールです。
アウトソールのパターンでシューズの曲がる向きが変わります。
つまりこのパターンにある程度合った足の形でないとシューズの進行方向と足の曲がる方向とでミスマッチを起こしシューズの中のトラブルにつながることが多いそうです。

足の指が揃っているスクエア型なら並行なアウトソール、指の長さが違うギリシャ型、エジプト型ならカーブしているアウトソールを選択するのがベターと言えます。

 

と、すみませんここで時間となってしまいました(汗

シューレースのお話はまた次回お伝えします!
ランニングとシューズの話ばかりになっていますがもう少しお付き合い下さいw

投稿者プロフィール

鈴木 豊人
鈴木 豊人REACT リアクト 代表
理学療法士/ピラティスインストラクター/シューフィッター
総合病院〜整形外科クリニックで理学療法士として10年間勤務後、独立。
2017年10月より福岡市東区にパーソナルコンディショニング/トレーニング/ピラティスのジムをオープン。
身体の動きの質の改善をコンセプトに体の痛み、不調からボディメイクまでお客様のニーズにあったコンディショニングを提供している。
家では3姉妹の父親として奮闘中。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。