あなたは自分の思い通りに体を動かすことができますか?

痛みをかばって十分に動けない、怪我や病気また昔の古傷の後遺症で動きが悪いといった自覚的な症状だけではなく、決まった生活サイクルの中で同じ姿勢でいることや仕事、スポーツ活動でも同じ動作を繰り返すことが身体の動きの多様性を奪い、いつの間にか自分の動きの反応を鈍らせてしまいます。それは年齢を重ねて身体を使う機会が減るということにも当てはまります。

無自覚に身体の動きが鈍ってしまうとどうなるのか?

身体の一部の動きが鈍くなると人は知らず知らずその部位・関節を使わずに、あるいはガッチリと固めてしまった状態で目的の動作を遂行しようとします。するとその部分の動きを代償して他のところを過剰に動かすことで足りない動きを出そうとします。過剰に動いている部分はいずれ悲鳴を上げて炎症などを起こしそれが痛みへと繋がるのです。また、固めてしまった部分はそのままコリへ、いずれ不良姿勢へと発展していきさらなる動きの低下、痛みの増悪へと悪循環を引き起こしてしまうのです。